診察日~白血球下がってるけど大丈夫!

抗ガン剤治療から2週間。

血液検査の後、婦人科へ。

待つこと30分。

診察室へ呼ばれた。

主治医T:「体調はどうですか?」

私:「しびれはありますが元気です。白血球はどうでしたか?」とパソコンの画面をのぞきこむ。

 

 

【白血球数 2.4 LL】

基準値の下限値は3.3だから、だいぶ下がってる💦

ダブルLの表示だし・・

主治医T「このぐらい(の数値の低さ)はかわいいもんです」

まぁ、確かにそうだろう。

抗ガン剤から2週間目が一番白血球が下がる時期だ。

来週はまた上がるだろう。

一週間後、7月27日に抗ガン剤治療が終了となる。

私:「治療が全部終わったら、CT撮るんですよね?」

主治医T:「CTはやたら撮ると被曝するからね。あなたの場合は、ガンは取り切ってしまってるから・・。もし細胞レベルのものがあったとしても、写らないからね。だから、そうね、CT撮るとしたら一年後ぐらい。まぁ、なにか症状が出た時は撮るけどね」

ふ~ん、そんなもんか。心配だけど、そんなもんか・・

主治医T:「一年、あんまり心配しないで、ゆた~っと過ごしてて!」と言われる。

そうか、そんなもんか。気になるけどあんまり気にしない方がいいってことか。

ガンの人たちって、こんな不安を抱えて生きてたんだね。

治ったのか治ってないのか分からない不安。

ガンはとりあえず治療が終わると『寛解』であって、『完治』したとは言わない。

常に『再発』『転移』という文字を頭の片隅に置きながら(意識的、無意識的にも)日常の生活を送るのだ。

ガンになった友人、同僚の顔が頭をよぎる。

あー、あの人もこの人も同じ経験したんだ。今もしてるんだ。

笑顔のあの人もこんな気持ちで過ごしてたんだ。今も過ごしてるんだ。

 

ガンは絶対ならない方がいい・・当たり前だけど・・

でも、なってしまったからにはこう思う。

この経験を同じような人のために役立てよう・・

身体や心の問題で悩んでいる人、苦しんでいる人の役に立つような生き方をしよう。

いつか、あの経験があってよかった、とガンに感謝できる日が来ればいいなぁ。

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