GWが終わり、病棟も賑やかになってきた。
貸切り状態だったこの病室にも、
午後から入院患者Nさんが入って来た。
5日間ずーーーっと一人を満喫していたが、、
ついにこの日が来た。
隣りに人がいるとやはり緊張はする。
真向かいのカーテン越しにナースとのやり取りが聞こえてくる。
テレビカードを買いたいが、財布に千円札がないらしく万札を崩しに行くらしい。。
テレビカードは1枚千円。
テレビカードの自販機は千円札しか使えないようになっている。
ナースが去った後、カーテン越しに声をかけられた。
「すいません、一緒に売店に行ってもらえませんか?パニック障害なので狭い空間がダメなんです。誰か一緒だといいんですけど・・」
「いいですよ、一緒に行きましょう」
エレベーターに一人で乗るのがダメらしい。
トイレやシャワー室も鍵をかけて入れない。
狭い空間で脱出できない状況になるのが不安で恐怖なのだろう。
「いつからですか?」と聞いてみた。
「もうこれは若い時からなんです。だからこの病気(婦人科系のがん)の治療するときに、もうめんどくさいことになるんです」
この病院に来て感じることは、、いろんな人がいるんだなぁってコト。
同じ婦人科系の治療で来てても、一人一人の個性がある。
放射線治療のために入院して1ヶ月。
イビキがでかいおばちゃん
知的障害のある60代の人
認知症のばあちゃん
他の持病を持ってる人
その他いろいろ・・
さまざまな人生・・だよねぇ。
他の入院患者さんから見れば、わたしもそうなのだろうが・・
長期入院だから、ことさらにいろんな人と出会うし会話もする中で・・
学びだよねぇ。。
と思う今日この頃である。