今日はPET検査に行く。
自宅から車で15分弱の所にある、クリニック🏥
先日のCT画像に再発・転移があったので、詳しくPET検査をすることになったのだ。
放射線物質を合成した薬剤を静脈注射する。。と聞くと、被曝が怖いが・・
2mmシーベルトなので微量の放射線量だから心配いりません・・と説明があった。
撮影の前に、先生の問診があった。
優しそうな男性医師。歳は50代後半か❓
問診が終わった後、ちょっと図々しいと思ったが・・
聞いてみた。
「あの・・先生にお聞きするようなことではないのですが・・ちょっとお尋ねしてもよろしいでしょうか?」
「いいですよ」
「私、転院を考えてまして・・先生はお詳しいと思ってお聞きします。卵巣ガンでいい治療ができる病院はどこだと先生は思われますか?すいません。ここだけの話ですけど・・」
「K市民病院(私の通院先)、国立病院、大学病院・・どれも婦人科はいいと思いますよ」と返ってきた。
えーーー!そうなん⁉
同じレベルだって⁈ホントかよ?(これ、心の声)
なので、転院したい理由を先生に話してみた。
「いや~、それがですね。。K市民病院ですけど、CT検査は去年の1/19以来、一回も撮ってなかったんですよ。もちょっと早く撮っててくれれば・・って思うんですよね・・」
「撮らない理由は何だったんですか?」
「主治医が腫瘍マーカーが上がって来た時とか、お腹が痛い時とか、ここぞ!と言う時に撮ります。じゃないと、写らないから・・って。
3月に腹痛があると言ったんですが、その時は術後の痛みが出てるんでしょう・・って。」
先生は穏やかな表情のまま話を聞いている。
「それに、信頼関係がないんですよね・・。いつも詳しい説明はないし。話は聞いてくれないしですね。不信感があるんですよね。ただ、手術を急がないといけないなら、転院できないですよね。手続きに時間がかかりますからね。」
「できないことはないですよ。今度、PET検査の説明と今後の治療の説明があるでしょ?その話を聞いて、決められたらいいと思いますよ」
「でも先生、話を聞いても私たちは分からないじゃないですか」
「医療的な説明は分からないとしても、なんかこう雰囲気ってあるじゃないですか。」
「あぁ、【直観】ってことですか⁉」
「そうです」
「なるほど・・」
直観か・・
そう、あるよね。。
理屈は分からなくても、理由は分からなくても・・あるよね。
ああ、なぜだろう。。
この先生との会話は落ち着く。。
なんだ、この安心感は。。
この先生が主治医だったら良かったのに・・
そう思った。
「もう一つ、治療法についてなんですが・・。光免疫療法ってありますよね。これってどうなんでしょうか?」
ガン治療で『光免疫療法』が注目を浴びている・・とテレビ番組でやってたのを観て、、気になっていたのだ。
「治らないしね」
えーーー!治らないんだ。
「自由診療だから高額ですよ」
「そうですね。200~300万はかかりますよね」
「それに・・標準治療でやれることはまだまだありますよ」
「そうですね。すいません。長々と話を聞いていただいて・・ありがとうございました」
あぁ、今日はこの先生と会えてよかった。
PET検査を終え、クリニックを後にする。
なんだかほっこりした気分だった😊